少しずつ秋めいてきましたね
会社帰り、虫の音を聞くのがちょっとした癒しになっています
皆さま「不定愁訴(ふていしゅうそ)」ってご存じですか
「原因がはっきりわからないけれど、なんとなく体調が悪い」といった状態で、
病院で診察・検査を受けても特に異常が見当たらない不調のことを言います。
現代日本人の3割もの人が該当すると言われており
日本の20代以上の方が7420万人とすると、3割の方なので、
なんと2226万人の方が該当する計算(書いていて私もびっくり)
不定愁訴の症状には、
カラダのだるさ、頭痛、冷え、便秘、めまい、むくみなど、全身にあらわれる身体的な不調と、
わけもなくイライラする、気分が落ち込む、眠れないなどの精神的な不調があり、
1年を通して感じるものと、季節の変わり目などに感じるものなどもあるので、
思い当たる方も多いかもしれません
例えば冷えや頭痛で悩まれている方、
漢方的な視点では、冷えは「腎」(内臓の腎臓だけではないのでご注意を!)や
「気」の不足が原因な事が多いです。
また、頭痛は先程出た「気」や「血」のめぐりが悪くなっているタイプや、
体の水分代謝が滞っておこるものなど、原因が様々。
例で出した方は、冷えが伴う頭痛なので、
「体の水分代謝が滞っている」と考えた場合
関連があるのは「脾(ひ)」や「腎」
関連する五臓が分かったら、次はその五臓の「お母さん」を養ってあげると良いと言われています
上記の場合は「心(脾)」「肺(腎)」となります
「心」は赤いものや苦み
「脾」は黄色いもや甘味
が良いと言われていますので、
クコの実やトウモロコシ、菊芋などを取り入れてみてはどうでしょうか?
こうやって、原因が分からない不調に対して、
漢方や薬膳の知識があれば、
日頃の食卓から気軽に取り入れていく事ができます。
そうすれば、自分ばかりか、家族の健康も守れますよね。
不定愁訴には漢方を!是非ご活用下さい